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  合成ゴム、カーボンブラック第9次値上げ発表
2008年5月28日発表、国内合成ゴムメーカー各社は合成ゴム全般の値上げ(第9次値上げ)を発表した。ナフサ6.8万円/KLから8.5万円/KL以上の高騰と重油等ユーティリティーコスト高騰がその値上げ理由となっている。今回は従来ナフサリンク制の値決めであって、重油等ユーティリティーコストアップの価格改定をメーカーは別途ユーザーに求めている。また東海カーボン、CABOTJAPAN、三菱化学は石油、石炭価格高騰によるカーボンブラックの値上げを打ち出し、他カーボンブラックメーカーも追従する模様。 
値上げ幅は
JSR(6月16日修正): SBR¥39/kgUP,SBR(オイル入り)¥35/kgUP,BR¥46/kgUP,NBR¥44/kgUP、EP\50/kgUP,IR¥55/kgUP、TPE¥50/kgUP、ブチル¥10/kgUP
日本ゼオン;SBR¥33/kgUP,SBR(オイル入り)¥33/kgUP,SSBR\38/kg、BR¥43/kgUP,NBR¥30/kgUP、IR¥58/kgUP、AR¥32/kgUP, HCR\60/kgUP, CMBも同様。発表文
三井化学; EPDM¥44/kgUP (\28/kgUPから修正。ナフサ¥8.3万円/KLベース)
住友化学: EPDM¥30/kgUP,SBR\20/kg, TPE\26/kgUP 発表文
旭化成ケミカルズ:  SBR¥22/kgUP、 BR¥25/kgUP
宇部興産; BR¥22/kgUP  
電気化学工業; CR¥44/kgUP, ER¥38/kgUP
昭和電工; CR¥50/kgUP
東ソー:CR ¥50/kgUP

CABOT JAPAN: カーボンブラック¥29/kgUP
東海カーボン;カーボンブラック¥22/kgUP
三菱化学;カーボンブラック ¥35/kgUP 
旭カーボン;カーボンブラック ¥24/kgUP

  

  ブリヂストンと東洋ゴム工業が業務提携
2008年5月16日発表、国内第一位タイヤメーカーブリヂストンは第4位の東洋ゴム工業と株式の持ち合いを含め 業務、資本提携を進めることを合意した。両社の発表はこちら。共同購買、生産委託等の協力が報道されているが、別の目的は、東洋ゴムをフランスミシュランに買収されないようにブリヂストンが先手を打ったとも考えられる。ブリヂストンは世界1、2位の座をミシュランを争っており、東洋ゴムは売上げでは世界11位前後である。東洋ゴムは昨年秋以来株価が半分ほどになっており、またユーロ通貨高もあり、ミシュランがその気になれば上場会社である東洋ゴム工業にTOBで買収することも可能な状態になっていた。材料の共同購買では東洋ゴム工業にメリットがあり、主力タイヤの品種構成が重なっていないこと、東洋ゴム工業の工場の稼働率UPにもつながること等東洋ゴムとしても受入れやすい条件であったと予想される。

  三菱化学鹿島工場事故の影響
2007年12月30日 12月21日に三菱化学鹿島工場で発生した第二エチレンプラントの火災の影響はゴム業界にも徐々に広まってきている。この影響で合成ゴムの原料となる鹿島地区のブタジエン、C4留分、オレフィン系熱可塑性エラストマー原料の不足が想定され、結果としてタイヤ向け合成ゴムの供給削減要請、不足したブタジエンを補うためにアジアのブタジエンスポット価格の急騰、そして鹿島地区の熱可塑性エラストマー工場の原料と三菱化学製造のオレフィン系エラストマーの原料の確保が難しくなることが予想される。その影響は三菱化学第二エチレンプラント一部再稼動まで続くであろう。

  合成ゴム 第8次値上げ発表
2007年11月30日 三井化学がEP¥26/kg、日本ゼオンが合成ゴム全般の発表し、住友化学もEP¥25/kg、SBR¥18/kgの値上げを12月中実施を発表、JSRも近々値上げ発表の予定。ナフサが1月より¥66000/KL以上になることが想定されるため。8-9月発表の7次値上げは11月末現在かなり決着しているが、7次値上げがナフサ¥59000から62000/KLベースであったため、さらなるナフサ高騰でコストが跳ね上がっているため8次値上げ発表となる。日本ゼオンの値上げ希望額は、SBR\17/kg、S-SBR20-21/kg、BR¥22/kg、NBR\24/kg、IR\22/kg、CHR¥30/kg、AR¥19/kg、マスターバッチの値上げも追従。

  カーボンブラック2007年2回目値上げ発表
2007年11月 カーボンブラック各社は2回目の値上げを発表。原料(クレオソート油、FCCボトム油、等)が原油価格高騰で大幅に上がったため、¥15-16/kgの値上げを発表。9月に1回目の値上げはほぼメーカー希望価格で決まったばかり。

  合成ゴム 第7次値上げ発表
2007年10月20日 その後9月に日本ゼオンも値上げを発表し、またJSRは10月にナフサ¥59千円/KLベースに直し値上げ幅を少々圧縮して値上げ交渉を進めている。 10月20日現在原油高騰につれて輸入ナフサ価格も値上がりし12月国産ナフサ価格は63千円/KL台に達する公算が大である。
2007年8月17日 JSR, 旭化成ケミカルズ、住友化学、三井化学は8月下旬より最近のナフサ価格再高騰を理由に合成ゴムの再値上げを発表。三井EPが¥26/kgUP,住友EPDMが¥24/kgUP、SBRが¥24/kgUP (住友化学の値上げ発表 )。JSRはSBR¥15/kg、BR¥18/kg、中高NBR¥19/kg、EP¥20/kg、IR\20/kg(JSRはナフサ¥56千円/Klから62千円/Kl相当分の値上げ)。旭化成はSBR¥13/kg。(宇部興産もすでに値上げ発表済み)。前回6次値上げは非タイヤについては7月までに値上げがほぼメーカー希望価格で決着している。

  カーボンブラック 値上げ発表
2007年7月16日 カーボンブラックメーカー各社(新日本カーボンを除く)はカーボンブラック値上げを発表し交渉に入った。各社の値上げ幅は三菱化学¥10/kg、東海カーボン¥9/kg、キャボット¥9.5/kg、旭カーボン¥10/kg。値上げ要因は原料油(石油系、石炭系)価格の高騰。

  合成ゴム 第6次値上げ発表
2007年4月17日 住友化学、三井化学は5月15日及び4月下旬より最近のナフサ価格再高騰を理由に合成ゴムの値上げを発表。三井EPが¥22/kgUP,住友EPDMが¥20/kgUP、SBRが¥20/kgUP (住友化学の値上げ発表 )。前回5次値上げ時にはナフサは¥49000-¥50000/KLを基準にしていた。JSRも2006年9月には合成ゴム6次値上げ(SBR¥15/kg、NBR,18/kg、EP\15/kg)を発表していたがその後のナフサ下落で実施はされていなかったが今回5月に再度値上げを発表。ナフサを¥56000/MTを想定した価格改定となっている。 
4月27日 日本ゼオンの値上げ発表は、SBR¥25/kg、油添SBR¥26/kg、BR¥24/kg、HSD¥26/kg、NBR、HNBR¥33/kg、IR¥28/kg、CHR¥31/kg、ESD¥31/kg、AR¥21/kg、CMBポリマー副資材値上げ幅に応じて、日本ゼオン発表資料はこちら 。
5月7日 JSRの値上げ発表: SBR¥17/kg、油添SBR¥13/kg、BR¥15/kg、HSR¥25/kg、NBR¥21-22/kg、EP¥19/kg、IR¥15/kg、NV¥27/kg、NE¥20/kg、TR,SIS¥17/kg
その他: 旭化成ケミカルズ 値上げ発表 SBR、BR ¥20/kg
宇部興産 値上げ発表 BR¥15/kg
なおナフサ価格は5月24日現在 7月到着分で$725/MTであり現在の為替で計算すると¥63600/KLにもなり、今回の値上げのナフサ基準価格を大幅に上回るナフサ価格が今後も続くことになる。

  カーボンブラック 第5次値上げ発表 旭カーボン
2006年6月5日 旭カーボンは6月26日納入分よりのゴム用カーボンブラック¥11/kgの値上げを発表。 値上げの理由は前回2005年11月の値上げ以来原料油(石油系、石炭系とも)が高騰を続けていることによるコストUP。
6月8日 東海カーボンは¥10.5/kg7月1日よりの値上げ発表。
6月15日 キャボットジャパンは¥11/kg7月1日よりの値上げを発表。
  12日 三菱化学は¥12/kg6月21日よりの値上げを発表、WMBも値上げ。
  19日 新日化カーボンは¥11/kg 7月1日よりの値上げを発表。 

  合成ゴム 第5次値上げ発表 JSR,日本ゼオン、住友化学、三井化学、旭化成ケミカルズ
2006年5月26日 日本ゼオンは6月1日納入分よりの合成ゴム値上げを発表。値上げ幅はSBR¥13/kg,SBRオイル入り\14/kg,BR\15/kg,HSD\13/kg,NBR\16/kg,
HNBR\16/kg,PB\17/kg,IR\24/kg,CHR\30/kg,ESD\30/kg,AR\19/kg CMBは後日決定。また旭化成ケミカルズも値上げ発表し6月1日よりSBR\13/kg,SBRオイル入り\15/kg,TPEスチレン系\15/kg,アサフレックス\20/kgの値上げ幅。
2006年5月15日 JSRは6月1日納入分からの合成ゴムの値上を発表。値上幅は、
SBR\12/kg、SBRオイル入り\14/kg,BR\14/kg, HSR\10/kg,\NBR高二トリル\12/kg,NBR中高二トリル\11/kg,EP\18/kg,IR\20/kg, NV\12/kg,NE\15/kg,RB\14/kg , TR\12/kg, SIS\20/kg。 また住友化学は5月11日にEP\20/kg, SBR\20/kgの値上を発表している。
2006年4月25日 三井化学はEPDMゴムの5/15納入分から¥15-25/kgの値上げ(第5次値上げ)を発表。他の大手合成ゴムメーカーも合成ゴム値上げの検討に入った模様。連休明け発表で6月より実施か? 値上げの理由は最近のナフサの急騰。ナフサは前回値上げ発表時より¥5000/Kl程上がっている。ナフサと国内ブタジエンコストの値上がりは原油価格急騰が原因。なお欧米ではLANXESSが4/25にEPDM約¥20/kg、NBR¥17/kgの値上げを発表した。 

  天然ゴム 高騰中
 2006年1月28日 世界中で天然ゴムが高騰中であり、特に1月中旬からさらに上昇している。一年前にくらべて約2倍になり¥130/kgもUPしている。(シンガポール相場グラフはこちら 、その他の国の相場価格はこちら過去10年間のグラフはこちら過去1年間のグラフはこちら。)原因は2005年末の東南アジアの天候不順といわれているが、原油価格が最近上昇してきたのをうけてタイヤ材料に使用される合成ゴムが、さらに価格UPし、それが天然ゴム需要の底支えとなってきている。シンガポールのデーラー筋ではこれは需給関係では説明できず、これは投機的な値上がりであるとの声も多い。これからWINTERINGで天然ゴム供給量が減る時期にかかるため、さらに価格上昇するとの予想が多い。 

  ブリヂストン 中国SBR工場建設
 2005年12月28日 ブリヂストンは2008年上期までに中国広州に年産5万トンのSBR工場を建設することを発表。JSRからのライセンス供与で生産する。かねてから噂されていたが、合成ゴム原料であるブタジエン等も自社で調達しタイヤ原料から自社ですべてを生産する構想の一環である。高性能SBRと思われる。同社発表はこちら

  中国石化工場 爆発事故
 2005年11月13日に、中国の合成ゴムを生産している吉林石油化学コンビナート工場内で大規模な爆発事故あり70名負傷、6名行方不明との新華社発表あり。新華社記事、写真はこちら詳細は、こちら。同工場内のベンゼン製造ラインで爆発あった模様。同工場では年間、SBR8-10万トン、EPDM1.5万トン、NBR0.4万トン生産中で、EPDMは中国唯一の工場である。SBRも中国E-SBR生産量40万トン中の20%以上を占める工場であり、事故のラインはSBR原料にSM製造ラインへの影響が懸念され、今後中国国内で、SBRの大幅な不足が予想され、国際市況に与える影響が心配される。 

  合成ゴム第4次値上げ発表
 2005年9月13日 ナフサ高騰を理由に、合成ゴム各社が9月末-10月中旬実施で合成ゴムの値上げを発表。原油大幅高より10月からの輸入ナフサが大幅に値上がるのを受け、合成ゴム原料大幅コストアップを理由にゴムユーザーに値上げを申し入れをはじめた。2005年4月の3次値上げは原料ブタジエンを理由に値上げを実施したが、今回はナフサ高騰が値上げ理由と説明。EPゴム以外では、その値上げ理由の整合性で議論がおこっている。JSRの値上げ発表幅は、SBR¥14/kg、SBRオイル入り¥16/kg、BR\16/kg、NBR¥13-14/kg、IR¥22/kg、EPDM¥22/kg, 日本ゼオンの値上げ幅は、SBR¥17/kg、SBRオイル入り¥18/kg、BR¥17/kg、ハイスチレン¥18/kg、NBR\17/kg、HNBR\17/kg、IR¥31/kg、ヒドリンゴム¥31/kg、アクリルゴム¥15/kg、 旭化成ケミカルズの値上げ幅は SBR¥20/kg、BR¥20/kg、スチレン系TPE¥25/kg、住友化学の値上げ幅はEPDM¥25/kg、 三井化学の値上げ幅EPDM¥25-30/kg、 三菱化学SBRWMBの値上げ幅はSBR¥16/kg換算、 宇部興産の値上げ幅はBR¥20/kg、 昭和電工の値上げ幅はCR ¥25/kg。  
今後の交渉進展に注目したい。
 さらに11月14日に三菱化学は、カーボンブラックの再値上げ¥16/kgUp,12月1日よりを発表した。

  天然ゴムが大幅値上がり
 2005年7月17日 6月より天然ゴム価格が急騰し、7月上旬一度反落したが、7月中旬より再度値上がりし、現在ここ10年来の高値となっている。特にRSS3グレードの値上がりが今年1月に比べて50%近く(¥/kgベース)UPしている。(シンガポール相場グラフはこちらその他の国の相場価格はこちら。原因は世界的にタイヤ生産が好調で、タイヤメーカーが、原産期が長引いたため既存の輸出契約業者からの船積みが遅れたため、一般市場で、天然ゴムを買い集めておりそのため相場が上がってきた。また天然ゴムと同様にタイヤ材料に使用される合成ゴムが、SBR,BR,IRとも世界的に原油、ブタジエンの値上げにより、この1年で約30%以上値上りしてきており、コスト的には天然ゴムから合成ゴムへの転換も難しくなっている。
その後9月に入っても天然ゴム価格は高止まりしている。 

  カーボンブラックの値上げが出揃う
 2005年6月21日 カーボンブラックメーカーより5月より各社値上げを打ち出してきたが、国内全メーカーが値上げを発表したことになった。値上げ幅は¥10/kgを中心に、各メーカーの使用原料に応じて+/-¥1/kgの差が有る。原料油(クレオソート油、エチレンボトム油、FCC残渣油)の大幅な値上がりがそのカーボンブラック値上げ要因。

  JSR、日本ゼオン他大手合成ゴムメーカーの3次値上げ決着
 2005年4月13日 日本ゼオンが昨年末より合成ゴムの値上げを発表しNBRを中心に値上げ交渉をしてきたが、今回JSR社、旭化成ケミカルも合成ゴムの値上げを発表した。ナフサ¥34000/KLから¥38000/KLへの原料高騰とブタジエン、アクリルの高騰が原因だと説明するが、世界的な合成ゴム不足(特にEP、NBR, BR、IR, IIR不足)を背景に、合成ゴム各社が事業採算是正と考えているとの声もある。
JSR社の値上げ幅は、SBR  ¥18/kg UP、BR ¥27/kg UP、NBR ¥ 21/kgUP、EP ¥ 20/kgUP、IIRブチル ¥ 11/kgUP、IR ¥12/kgUP、RB ¥27/kgUP、TR、SIS ¥20/kgUP
一方 日本ゼオンは、 昨年12月末に SBR¥14/kg、 BR¥12/kg、 NBR¥27/k
g、 H-NBR¥27/kg、 IR¥11/kg、 AR¥71/kg。旭化成の値上げ幅はSBR¥20/kg、BR¥25/kg。
追加:7月8日: 今回の3次値上げは、メーカー打ち出し値上げ幅の約8割以上でタイヤ以外のユーザーで値上げが決着し、大手タイヤメーカー数社でもほぼ決着した模様。

  2004年日本自動車生産台数が1000万台を超す。大手5社では海外生産が国内生産を上回る。
 2005年1月27日自動車工業会発表。2004年の日本国内自動車生産台数は1051万台と前年比2.2%UP。内国内需要は585万台。また大手五社の合計では海外生産台数がはじめて国内生産台数を上回った模様。詳細データはこちら。今後も海外生産が進み、部品メーカーも海外生産分が国内生産を上回るケースが増えると予想される。

  東海カーボン、三菱化学のカーボンブラック共同会社は断念、白紙化
 2005年1月24日、昨年7月13日東海カーボンと三菱化学がカーボンブラック事業を統合するため共同会社を設立すると発表していたが、公正取引委員会で認可がとれず、両社は断念した。昨年から原材料が高騰しており、公正取引委員会では、カーボンブラック市場のシェアーが40%近い会社の設立にはこの時期にはまずいと反対する意見が多くでた模様。

  日本ゼオン 2004年3回目の合成ゴム値上げ発表
 2004年12月27日、日本ゼオンは、合成ゴムの原料コスト上昇で採算悪化を理由に、1月15日納入分より以下の合成ゴムの値上げを発表。
 主なグレードの値上げ幅;SBR¥14/kg、SBR油添品¥12/kg、BR¥13/kg、NBR¥27/kg、H-NBR¥27/kg、IR¥11/kg、AR¥71/kg。
 12月現在アジアでは、合成ゴム原料のブタジエンが11月より再度上昇に転じておりこの5年間の最高値を更新している。しかしスチレンやナフサ価格は、今がピークであり今後これ以上の大幅なUPはないだろうと予想されている。他社の合成ゴムメーカーは、現在価格改定をするべきかどうかを慎重に議論している状態である。


  ゴム材料の値上げ続く
 2004年11月13日、8月より交渉が続いていた合成ゴム(SBR,BR,NBR,EP,IR,AR,TPE等)は、10月末で、ほぼ合成ゴムメーカーの希望価格に近い値上げ幅で決着したが、その後も他のゴム材料の値上げ交渉が進んでいる。
カーボンブラックは今年の2次値上げが10月末にメーカー各社より¥10-13/kgUPで打ち出れており、11月中にほぼ¥10-13/kgで決着した。CRクロロプレンゴムの2次値上げも国産3社より11月に¥22-26/kgUPで発表されている。また現在ゴム薬品の2次値上げが大幅な値上げ幅での交渉が続いている。これはベンゼン、アニリンを原料にした世界的な原料高と、世界2大メーカーの寡占状態の中、採算是正(値上げができないならば、生産縮小)方針により、3C,6C,RD,M,DM、CZ等主要ゴム薬品の¥100/kg以上の値上げが浸透しつつある。その他プロセスオイルの値上げもあり、合成ゴムの年末ごろの3次値上げ発表(ナフサが38000/KLを念頭にした価格体制)も噂されている。
 現在合成ゴムメーカーはSBR、BR、NBRはすでに物不足で、輸出契約をカットしており、EP、CRも生産フル運転中であり、海外メーカー(中国品、ロシア品を含め)輸入品の方が国内タイヤメーカー向け価格より高い状況のなか、ゴム製品メーカー購買部は、価格交渉よりも安定供給をまず先に考えなければならない事態になっている。
11月現在アジアでは、合成ゴム原料のスチレンとブタジエンが10月より再度上昇に転じておりこの5年間の最高値を更新している。よってナフサ価格以上にゴム原料化学品のコストがUPしているので現状であるが、自動車メーカーを中心にエンドユーザーはこの秋以降の原料コストUP分はゴム製品価格値上げを認めておらず、ゴム製品メーカーの苦悩はつづく。

  合成ゴム 2次値上げ発表
 2004年8月23日(9月3日追加)JSR,旭化成ケミカルズ、三井化学、日本ゼオン、住友化学、クラレ、宇部興産、クレイトンは合成ゴムの値上げを発表。今年3月末発表、6月決着の1次値上げに続き2度目の値上げとなり、急激な原料(ナフサ、ブタジエン、スチレン、アクリロニトリル)の高騰を反映するものであり9月よりの実施を目指す主な値上げ幅は以下のとおり。SBRノンオイル¥27/kg(JSR),同\30/kg(日本ゼオン), SBR¥15/s(旭化成)、SBR\25/kg(住友化学),SBRオイル入り\24/kg(JSR),SBRオイル入り\26/kg(日本ゼオン), SBRラテックス\25/kg(JSR),同\30/kg(日本ゼオン)、同\30/kg(旭化成)、BRノンオイル\22/kg(JSR), 同\23/kg(日本ゼオン)、BR\10/kg(旭化成),BR\15/kg(宇部興産)、HSR\40/kg(JSR),NBR\21-22/kg(JSR),同\23/kg(日本ゼオン), H-NBR\23/kg(日本ゼオン),EP\23/kg(JSR)、EP\15-25/kg (三井化学), EP\20/kg(住友化学),IR\20/kg(JSR),IR\17/kg(日本ゼオン),AR\61/kg(日本ゼオン),CHR\34/kg(日本ゼオン), NV,NE\20/kg(JSR),TPV\20/kg(JSR), RB\22/kg(JSR), TR\30/kg(JSR), SIS\30/kg(JSR) ,スチレン系TPE\20/kg(旭化成)、水添スチレン系TPE\20/kg(クラレ),クレイトン\35/kg(クレイトン),アサフレックス\30/kg(旭化成)
なお三井化学はナフサ¥35000/KLを想定しての値上げと発表。

  テレビ東京報道番組ニュースアイにて原油価格上昇、タイヤ価格上昇のニュース

2004年6月7日17:00よりテレビ東京放映番組の「ニュースアイ」にて、原油価格上昇にともなう石油化学製品の値上りと結果としてタイヤの値上げが報道され、その中で弊社「加藤事務所作成:原油価格のグラフ」が説明資料として提供された。番組で紹介されたグラフはこちらwww.rubberstation.com/OilPrice.htm


  合成ゴム、カーボンブラックの値上げ発表

2004年2月より 合成ゴム大手メーカー旭化成ケミカルズ、三井化学、住友化学工業、JSR、昭和電工等は最近のナフサの急激な値上がりを受け、3月1日よりのSBR¥15/kg、NBR¥17/kg、EP¥12/kg、CR¥25/kg等の値上げ交渉を進めてきた。、またカーボンブラックメーカーはカーボンブラック全種の¥6.5〜7/kgの値上げを発表し、またゴム薬品、酸化亜鉛、ステアリン酸の値上げ交渉も進められている。5月末現在、合成ゴム、カーボンブラックの値上げは大詰めをむかえ、大口ユーザー向けに近日中に値上げが合意される模様である。現在SBR,BR,カーボンともフル生産中であり、玉のタイト感があり、また原料(ナフサ、ブタジエン、クレオソート油、FCCボトム油)がここ10年来一番高くなっているのも事実である。現在、合成ゴムはアジアからの輸入品価格が急速に上がってきており、一部では国内品より高くなってきている。


  日本製クロロプレンゴム,中国でダンピング?

2003年11月15日中国政府は、日本、米国、EUから輸入されるクロロプレンゴム(CR)に対しダンピング調査を始めるを発表。中国に輸入されているCRの約60%は日本製である。米国製CR、EU製CR、日本製CRは自国に比べて中国向けにCRを安く販売しているとの疑いで調査開始。中国にもCRポリマーメーカーが1社あり。日本から中国へのCR輸出は2002年で12602トン。中国のアンチダンピング措置一覧はこちらまで(ケミネット東京提供)。なおSBRも2003年9月9日に日本製SBRが中国向けにダンピングされていると最終決定され、ダンピング税賦課された。


  天然ゴム海外で急騰中

2003年11月1日 この一ヶ月東南アジアでも天然ゴム価格が、急上昇しており、現地価格では平成14年平均価格の2倍以上に推移している。
 シンガポール相場価格(過去2年間、シンガポール商品取引所提供)はこちらをクリックしてください。(このグラフはTSR20のシンガポールドルの相場価格推移ですが、左下の欄でRSS3を選択し右下のGET CHARTをクリックするとRSS3の価格が表示されます)。今年は年初から天然ゴム価格がじりじり上昇してきましたが、10月に入り急上昇し、一ヶ月で約30%も急騰しました。日本での価格(岡安商事提供、表示の一番下のグラフが天然ゴム)は、日本円での天然ゴム価格も上昇中ですが、最近は円高が進みつつあるので、30%もは上昇してはいません。過去10年間でここまで価格が上がったのは1995-96年以来のことです。(上のグラフで右下欄を3650<DAYSBACKで入力しGETCHARTをクリックすると過去10年間のグラフが表示されます)。急騰の原因は中国の多量の天然ゴム買いと言われていますが、過去の天候不順や天然ゴムの収穫期等による価格変動と異なり、中国の急激なモータリゼーションを背景として旺盛な天然ゴムの買いは今後を継続すると考えられ、よって天然ゴムの高値は続くとの意見も多いようです。


  合成ゴム原料不足

2003年6月 タイヤ、ゴムホース等の合成ゴムの中で、SBR,BR,NBR等ブタジエン系ゴムの原料であるブタジエンが、メーカーの工場不具合により、急速に生産量が減ってきており、一時的に不足ぎみになってきている。現在同じ原料を使うABS樹脂の需要が落ちているため、合成ゴムの生産量を落とすところまではいっていないが、今後原料の確保が合成ゴムメーカーの課題となるであろう。 


  タイヤメーカー輸出タイヤ値上げ

2003年5月 タイヤ原材料の合成ゴム、天然ゴムの値上りをうけ、日本タイヤ各社は輸出タイヤの価格を一斉に3-5%値上げはじめた。合成ゴム、天然ゴムの値上がりには下記の記事のとおり。すでに米国ではタイヤの値上げが進行している。なお現在タイヤメーカーは輸出が好調で、前年比10%近く、タイヤ生産量がUPしている。(日本自動車タイヤ協会の出荷データーはこちら) 


  合成ゴムの値上げ 浸透 2003年2次値上げ

2003年3月に値上げは発表されていた合成ゴムの値上げが5月より一部のタイヤ会社を除く一般のゴム成形会社向けに、値上げは受け入れられた。ただしその値上げ幅は、メーカー打ち出し額の50−60%ぐらい((値上げ幅で5%前後)と見られている。現在合成ゴムの原料であるブタジエンが大変不足しており高値が未だに続いている。ナフサ相場はピークを過ぎ下がってきているが、4-6月だけは輸入ナフサ価格は、かなり高くなる模様。また現在アジアSBRの市場価格は$1000/MTを超え1年前に比べて20%以上UPしている。日本ゼオンの値上げ発表はこちら。JSR,旭化成、宇部興産、昭和電工等も同様に値上げを発表している。


  合成ゴム、カーボンブラック一次値上げ決定

2002年6月より交渉が継続していた合成ゴムとカーボンブラックは、小口取引は8月より、中堅、大口取引は9月末までに値上げが決定した。SBR,BR,NBR,EP等合成ゴムは、約10-14円/kg値上げとなった模様。またカーボンブラックも9月下旬までに6-7円/kg相場価格が値上げとなった。今回は9月下旬にタイヤメーカーが値上げを受諾したのと同時に大手工業品ゴムメーカーも値上げをのんだ模様。9月にはいり合成ゴムの主要原料であるブタジエンがさらに世界的に値があがり、また合成ゴム各社が工場稼働率が目いっぱいで余力がないのが主な理由。アジア市場の合成ゴムの市場価格も高止まりである


  横浜ゴム、東洋ゴム工業、トヨタ向けに新製造法のタイヤ量産化

2002年7月11日発表。横浜ゴム及び東洋ゴム工業のそれぞれは、不二精工株式会社が開発したタイヤ新工法と自社のタイヤ新技術を組み合わせた新タイヤ製造技術により、トヨタ自動車の開発支援のもとで、高性能なタイヤを開発。今年も夏に量産化スタートする。東洋ゴムの発表はこちら横浜ゴムの発表はこちらへ。同新タイヤ製造技術についての特許加藤事務所の解説はこちらへ。


  日本ゼオン、JSR、住友化学、旭化成他
合成ゴム値上げ発表
及びカーボンブラック各社値上げ発表 2002年6月 一次値上げ

2002年6月 すでに旭化成がSBR¥20/kgの値上げを4月25日に発表し、宇部興産もBRの値上げを発表しているが、今回日本ゼオンが、6月10日納入分より合成ゴムの値上げを5月30日発表した。内容は、 SBR¥15/kg、SBR油添¥15/kg、BR¥14/kg、BR油添¥14/kg、ハイスチレン¥19/kg、NBR¥18/kg、水添NBR¥18/kg、IR¥14/kg、アクリルゴム¥23/kg、ヒドリンゴム¥23/kg の値上げで、現在のナフサ価格¥24000/KLを想定しての価格を思われる。もう1社合成ゴムメーカーのJSRも6月10日に値上げを発表した。また住友化学もSBR、EPの値上げを6月20日発表。 さらに6月21日東海カーボンがカーボンブラック\7/kgの値上げ(7月11日納入分から)を発表した。さらに昭和キャボット、旭カーボン、新日化カーボン、三菱化学も\6.5〜7kgの値上げを発表した。
 値上げの理由は合成ゴムの原料であるナフサ、特にブタジエレ、スチレンモノマーの高騰で、この半年値下がりしてきたナフサ、ブダジエンがここにきて急に値上がりしている。ナフサ価格のグラフはこちら(現在の価格は\24,000/kL前後)。ブタジエン、スチレンモノマーのアジア価格のグラフはこちら



  環境にやさしいゴム材料

環境問題への関心の高まりの中で、ゴム業界でも石油以外の物質を出発点にして、成型ゴムを作れないかという検討が進められています。米国グットイヤー社では、トウモロコシ(コーンスターチ)をフィラー成分としたタイヤBioTREDを発表、販売しています。詳細はこちらまで
 
そこで加藤事務所では、ゴムに配合できる非石油系、天然系ゴム原材料のリストを作成しました。これらの原材料についてのご質問やサンプル入手のお問い合わせは、株式会社加藤事務所(電話03-5645-8670, fax 03-5645-8671, メール shinichi.kato@rubberstation.com )までどうぞ。


更新日2008/6/20
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